「AIとFPの協働」──その理想を形にしたツールが、ようやく実用レベルに到達しました。
家計診断Proとは
家計診断Proは、ファイナンシャルプランナーが顧客の家計を“プロの所見”とともにレポート化できる、AI連携型のWebアプリです。
AIが診断結果を生成し、FPがそれに所見と署名を加えることで、信頼性の高い「共同レポート」が完成します。
主な特徴
- 🧠 AIによる家計診断:収支・資産データを自動分析し、A〜C判定で家計の健全度を表示。
- 📝 FP所見欄:FPが自分の言葉で補足・コメントを入力し、PDFに自動反映。
- 👤 氏名・肩書き入りPDF:「CFP®・1級FP技能士 山上秀樹」など、資格と署名が印字されます。
- 📄 PDF出力(5ページ構成):表紙/CF表/グラフ/AI診断/評価基準を自動生成。
なぜFPの所見が必要なのか
AIによる分析は、家計の「数字的な健康診断」としては非常に優秀です。
しかし実際のFP相談で求められるのは、「数字の背景にある暮らし」や「今後の行動方針」まで踏み込んだ解釈です。
そこで、FP自身のコメントをAI診断の右欄に並べて表示する構造を採用しました。
この構成により、AIの定量的分析とFPの定性的洞察がひとつのレポートで融合します。
レポートはこう変わる
これまでの家計診断レポートは、「AIが出した数値をFPが説明する」形式が主流でした。
家計診断Proでは逆です。FPが主役で、AIは“参謀”です。
FPが所見を記入し、PDFを生成するだけで、プロの見立てとAIの分析を組み合わせた5ページの診断レポートが自動的に完成します。
開発の背景
「産業FP」構想を進めるなかで、企業向け家計支援や従業員の金融教育に対応できるツールが必要でした。
単なるAI診断では信頼性が足りず、FPだけの手作業では再現性が難しい。
その両方をつなぐ“橋渡し”として誕生したのが、家計診断Proです。
PDFの最終ページには「結果の見方」を掲載
5ページ目には、AI診断で使用する評価基準(家計比率・判定基準など)を表形式で掲載しました。
これにより、診断レポートを受け取ったお客様自身が「何を基準に評価されたか」を理解できます。
今後の展開
現在はAIチューニング期間につき、無料提供中です。
将来的には、FP・士業の方向けに月額制の提供も検討しています。
興味をお持ちの方はぜひお問合せください。
参考リンク
※本記事で紹介したAI診断は投資勧誘を目的としたものではありません。
診断結果は目安であり、最終判断はFPの専門的見解に基づいて行ってください。


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